子ども達の画像 

このサイト運営は、「子どもカウンセラーがSNSや電話相談にて、子どもたちからの叫びを毎日聞く中で、緊急に動くべきだと感じた」壮大なプロジェクトの中の一つです。
こうしている今も、悩んでいたり死に急ぐ子供たちがいるのです。

そのような子どもや保護者(親)たちから、フリースクールが見つからない、どこに相談すればいいのかわからない、などの声を聞いております。

SNSやインターネットが普及し情報発信をしているところはたくさんあります。しかし、現実に欲しい情報が見つからず困っている方々が

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Q.不登校の子ども
A.病気やお金がないといった理由を除いて、ある期間に何かの要因や背景によって、学校に出席しないかすることができない状況にある子どものことです。

※義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律第2条第3号の就学が困難である状況を定める法令より

Q.不登校の子どもの数は?
A.全国の学校での平成27年度中の不登校の子どもの数は
小学校  27583人
中学校  98403人
高等学校 49563人
合計 約175554人 です。
※(出典)文部科学省「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」より

Q.不登校はよくないことなの?
A.不登校はあらゆる要因や背景によって、どの子どもにも起こりうることです。
したがって不登校はよくないことではありません。
学校・家庭・社会は、そのように受け止められないように協力していく姿勢が求められています。
※文部科学省『不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)』より

Q.支援の考え方は?
A.子どもが自分の進路を自ら考えて、社会的に自立することを目指すことが基本的な考え方です。
※文部科学省『不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)』より

Q.学校に行くのが辛くて休みたい。
A.教育機会確保法では、休養の必要性にも触れており必要に応じて学校を休んでもよい、ということになってます。
※教育機会確保法第13条より

Q.不登校の子どもにはどんな支援がありますか?
A.学校では先生以外にスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー等に相談することができます。
また、各自治体では教育支援センターに、民間の団体ではフリースクールに行っている子どももいます。
※文部科学省『不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)』より

Q.フリースクールって?
A.一般に個別の学習や相談・カウンセリング、社会体験 や自然体験などの体験活動、授業形式(講義形式)による学習などを行っている施設のことです。活動はいろいろとあり民間の自主性の下に運営されています。※1
全国で474の団体・施設が確認されています。※2

※1 不登校児童生徒による学校以外の場での学習等に対する支援の充実 ~個々の児童生徒の状況に応じた環境づくり~より
※2 小・中学校に通っていない義務教育段階の子どもが通う 民間の団体・施設に関する調査より

circle-childrenQ.フリースクールとは?
フリースクールは公的な学校ではありません。そもそもフリースクールは不登校の子供の受け入れ先としての役割があり、その目的で創設された所が大半です。
 
Q.フリースクールの特徴は?
フリースクールの大きな特徴としては以下のような点があります。
・異なる年齢・年代の子供たちの交流
・学費が必要
・いじめなどいろいろな理由による不登校の子供の受け入れ
・特別決まったプログラムやカリキュラムが存在しない
 
Q.フリースクールの活動内容は?
一般的には場所を提供し、その場で各自思い思いに過ごす所が多いです。
季節に合わせたイベントや行事を自分たちで企画したり、外部講師を招いて話を聞く授業が行われたり、料理や旅行、農作業、自然体験なども行われます。
 
Q.費用はどれくらいかかるのか?
A.平均的に月3万~5万円かかるフリースクールが多いです。
 
Q.卒業資格はどうなるのか?
A.フリースクールに通う子供は学校に出席した扱いにするという文部科学省の通知があります。よって卒業資格が認められています。
 
Q.親の参加はあるのか?
A.親の会が設けられているところがある場合は情報交換の場として参加することはあります。

発達障害

発達障害とは?

「みんな仲良く」
「みんな一緒」
 
こんな事が言われる世の中ですね。
 
その一方、人と同じになれないと発達障害と言われちゃいます。
 
こんにちは、この記事担当の みらい です。
この文章を書いている私自身、大人の発達障害の当事者です。
 
「学校に適応できないのはおかしい」と言う人がいます。
「大人になってから苦労する」と、わかりもしない未来の事を言う人がいます。
でも、本当にそうなんでしょうか?
 
このサイトでは、発達障害の人達の困りごとについて見つめつつ、工夫する方法や世の中の勘違いについても取り上げて行く予定です。
 
 
発達障害は主にADHD・ASD・LDの3種類あります。
 

①ADHD(注意欠如多動症)

ADHDの人は以下の3つの症状があると言われています。3つ全部ある人もいれば1つか2つの人もいます。
 
多動性(大人しく座っていることができないなど)
衝動性(あまり考えずに行動や発言をしてしまう)
不注意(忘れ物をする、ケアレスミスをする)
 
教室で大人しくしていられなかったり、忘れ物を繰り返しがちだったりして怒られやすいですが、社会人になってから活躍する人も多いです。
 
 

②ASD(自閉スペクトラム症)

ASDの人は、他人の気持ちの理解が苦手なところがあります。関心を切り替えるのが苦手な面もあります。
 
その一方、自分自身で考える事ができますし、1つの事に熱中できる人が多いです。
 
 

③LD(限局性学習症)

知的な遅れはないにも関わらず、「読む」「書く」「聞く」「話す」「計算する」「推論する」のうちの1つまたは複数に大きな苦手がある状態を指します。
 
学習障害の人は、特定の事だけ出来ません。パソコンやタブレットがある今の時代、いろいろな技術を使って工夫することは出来ます。
 
 
 

「みんなちがって、みんないい」が最も大切

 
あなたと同年代の人達を見回してみましょう。
1人1人顔が違います。1人1人身長が違います。
顔も体格も全く同じ人は存在しません。
 
発達障害は、1人1人の脳の違いの現れです。顔と同じで1人1人違うのですが、極端な得意や極端な苦手のある人が発達障害と言われるのです。
 
発達障害は、決して悪いことではありません。
 
得意をいかすよう工夫する。
苦手をかわすよう工夫する。
周りの人は、得意苦手を承知して上手に寄り添う。
ストレスのなさ、安心感を重視する。
 
そういう姿勢が大事です。